【指標種のこと知って図鑑!】 vol.12 チガヤ
こんにちは!
本日はチガヤについて紹介します☻
道端で見かけることのある(であろう)、あの雑草です。
チガヤは、夏に先駆けて吹く南風に乗せて種子を飛ばすため、夏を呼ぶ草と呼ばれることもあるようです。ちなみに、この、チガヤの種子を飛ばしながら吹く風を「つばな流し」と呼ぶそうです。
今まであまり意識していなかったので、これからは、つばな流しを感じて「夏が来たな…」と呟いてみたいものです(変な人と思われちゃいますね☻)。
〇邪気を払う草 「茅(チガヤ)」
チガヤは、漢字で「茅」と書きます。
尖った葉をピンと立てている様子が「矛」に見立てられ、この字になったようです。
尖った葉は、邪気を防ぐと信じられ、昔は魔除けに用いられていました。
6月30日の夏越の大祓のためにくぐる神社の大きな「茅の輪」は、チガヤの葉から作られます。
あの大きな輪が、普段見るあの雑草の葉からできていることを考えると、なんだか感動しますね…!私は、あの輪をくぐったことがないので、機会があればくぐってみたいです☻
〇花言葉
雑草にも花言葉があるみたいです(私は知りませんでした😅)。
チガヤの花言葉は「子どもの守護神」「みんなで一緒にいたい」とのことです。
みんなで一緒にいたい、だなんて…(〃▽〃) なんだかとってもかわいらしいですね。
これからチガヤを見る目が変わってくるかもしれません☻(かわいいなぁ)
他の雑草の花言葉も気になってきたので、調べてきますね!!
(雑草一つで物語が作れそうなくらいおもしろい花言葉が出てきたので皆さんも調べてみてください…!! 個人的には、ナズナとイノコヅチが熱いです)
さて、本日はチガヤについて紹介いたしました
(ここまで読んでくださってありがとうございます…!☻ 感謝感激雨あられです☆彡)。
私はふと考えました。普段「雑草」とひとくくりに呼んでいるが、果たしてそのように呼んでいいのか…?と。
雑草という名前の植物はない、という言葉を聞いたことがありますが(違っていたらすみません)、まさしくその通りだなぁ、と思いました。
それぞれ違っていて個性がありとても面白いです!!
また機会があれば他の植物についても紹介したいものです。
ではでは、次回の更新をお楽しみに~。
中部大学 3年 太田日奈
参考:稲垣栄洋「散歩が楽しくなる雑草手帳」2019.3.15、東京書籍株式会社
画像:写真AC https://www.photo-ac.com/