キャンプの中で感じるおもてなしの心
日常の中で身近に自然を体験出来る空間と言うと何を想像しますか?
僕の中では断然キャンプです。
筆者の子供の頃は毎日自然の中で走り回っていたはずなのに
都会に出てからは自然は身近なものではなくなり
たまに訪れる貴重な体験の一つになってしまっています。
暑い夏の日差し、蝉の声、無限に続く様に思える時間の流れ…
そんな時の流れを大人になっても体験したいと思いませんか?
という事で今回は毎年何回もキャンプに行く中で発見したオススメのアイテムを一つ紹介!
snowpeakと言えば、去年上場し勢いを増している日本が世界に誇るキャンプ用品のブランドで、
最近はアパレル展開を始めたり、自社キャンプ場も運営するなど非常にクリエイティブな企業です。
一番有名なのはギガパワーストーブですね。
さて、なぜsnowpeakの焚き火台が良いのかと言うとまずは日本メーカーならではのクオリティの良さ。
すべて折りたためる事で持ち運びが楽な上に網を乗せる枠組みのパーツも高さ調節が可能と
使ってみる事で非常に「デザイン」された素晴らしいものだと感じる事が出来ます。
もちろんマテリアルも◎。きちんと手入れすれば一生ものにもなります。
そして、一押しポイントがこちら。
結構良い値段するのにサイズが小さい所。
これを読んでもなにが良いのか全然伝わりませんよね、ただ高いだけじゃんって思うのも当たり前です。
しかし、茶道でいう所の茶室を思い浮かべてください。宇宙です。
まぁキャンプをしながら宇宙と言ってしまうと下じゃなくて上なのですが。。。
実際焚き火台やBBQセットなんてものは激安の殿堂に行けば大きいのでも3,000円くらいで買えちゃいます。
それを4人で立ちながら囲んで一気に肉や野菜などを焼いておいしいねってのもいいんですが
それってせっかく山の中に出てきたのにその辺の河原でも公園でも出来るじゃんって話なのです。
粋じゃない。
小さなこの正方形で足の短い焚き火台。まるで四畳半の茶室の様。
囲む様に椅子を置いてゆっくりゆっくり備長炭に火をつけていくのが良いんです。
網も大きなものではないので用意した串や野菜などを少しずつじっくり焼きながら
仲間と酒を飲みながら色んな話をする事がsnowpeakが提案する大人のキャンプなのではないでしょうか。
例えると、都内などの少しお高いお店にいくと2時間〜2時間半でコース料理が出てきますよね。
見た目の美しい料理が少しずつ少しずつ。ゆっくり味わいながら会話を楽しみお酒を楽しめる空間。
最初は2時間半か〜長いな〜と思ってても、実際には丁度良いし出る頃には凄い良い時間だったねとなります、なぜか毎回。
お店のおもてなし方ですよね。それと同じ事が仲間だけで外でも味わえるのです。
急いでも焼ける数には限界があるのでそこはゆっくり待ちながら
仲間と酒を交わし語り合い、夜が深くなってくると夢を語り合う時間、
時には満点の星空を見てみたり、ただただ自然の音に耳を傾ける事こそ贅沢な自然の味わい方だと気付きました。
時間を気にせずゆったりとした時間を感じ始めると、それが無限に続く様な錯覚を覚えます。
食事が終われば網を外し、純粋な焚き火台にし、火を見つめながらぼけーっと自分と向き合う時間を与えてくれます。
まるで映画のワンシーンの様な空間。
たぶん激安の商品じゃこういう所まで行きつかないと思うんですよね、きっと。
ちなみに僕の最近のお勧め串は、ラム肉の一口サイズのブロックとニンニク1片を交互に刺して
焼き上げたものに塩をかけて食べる串は最高です。
備長炭で焼く肉は市販のスーパーの肉でも魔法をかけた様に美味しく焼きあがります。
そして備長炭を使う理由は着火しにくいのですが着いてしまえば、
煙は少ないし火が安定し長持ちするので料理にも焚き火にも適しています。
という事で今回の記事のまとめ!
ジャパニーズブランドは、プロダクト自体がブランドの理念を落とし込んだものであり
使用者に贅沢な時間を演出、もてなしてくれる様な素晴らしさがあります。
自然の中でゆったりとした時間をすごせば普段思いつかないアイディアや全く思い出さなかった思い出、
実は自分のまわりには思っている以上に多くの事があるんだと気づかせてくれます。それもまた素晴らしい体験です。
さらに、自然で生活する動物や虫など様々な生き物がたくさんいて
とつぜん遠くの方で鹿が鳴いたりすると、自然の中にいる事にドキドキしたりもします。
みなさんも都会の生活にまみれないで自然を楽しみに飛び出してみてはどうでしょうか。