灼熱の五輪と生物多様性
どうもこんにちは、事務局吉田です。
オリンピックの競技スケジュールが4月16日に発表されました。
まだまだ先だ先だと思っていた東京オリンピックも、
実はもう来年のお話し。
月日は本当に一瞬で過ぎ去ってしまいますね。
東京オリンピックといえば、
真夏の8月に開催されるということで
「暑さ」が問題視されていましたよね。
なにしろ昨年は「災害レベルの猛暑」となり、
熱中症患者続出・・・。
私自身、出勤のために家から最寄り駅まで5~6分歩くだけで
汗だくになった記憶があります。
そんな環境下で、マラソンしたり、
サッカーしたり、野球したり……って、本当に大丈夫なの?
という声が各方面から上がっており、
ワイドショーなどでも報道されていましたが……
やはりというかなんというか、
早朝に実施される種目があるそうです。
なんとマラソンは午前6時スタート。
これは選手もスタッフもボランティアも報道も(もちろん視聴者も)大変です。
でも、あの殺人的猛暑を思い返せば
仕方ないことなのかもしれませんが……。
時間を早める対応に加えて、ヒートアイランド現象緩和にも
もっと取り組んだ方が良いような気がしてしまいます。
コース上の街路樹を増やすとか、
地面の緑被率を高めるとかね。
そうしてできた緑あふれる街並みこそが
五輪レガシーとなる……なんて素敵じゃありませんか。
実は、TOKYO GREEN 2020推進会議なるものも結成されており、
水と緑を基軸としたグリーン インフラの再構築を図り、
自然共生都市東京を実現しようという動きもあるそうです。
さらに、東京オリンピック公式ウェブサイトには
「在来の植物による競技会場の緑化等により、
生物の生息・生育空間をつなぐ生態系ネットワークを創出します。」
という文言も踊っています。
願わくば、その計画がしっかりと推進されることを……
そんな視点からも、2020を楽しみにしたいですね。
もちろん、民間レベルでは
東京都心部のオフィスビル再開発にあたり、
生物多様性や植物のDNAに配慮した緑地づくりが始まっています。
具体例はこの場では列挙できませんが、
かなりの数がすでに竣工していたり、工事中です。
世の中は確実に生物多様性に向けて動いているというわけです。
詳しく知りたいという方は、エコロジスト支援協会までご連絡ください。
五輪開催まで残り1年ちょっと。
同年はCBD COP10の短期目標年でもあります。
我々も何かしらの成果(COP10レガシー?)を残せるように
頑張っていきたいと思います。