アニマルパスウェイ第2号、 ついに開通!!
今度の「壁」は高かった?
アニマルパスウェイ第2号の候補地として名乗りを上げていたJX日鉱日石エネルギー知多製造所(以下JX)とLIXIL知多工場。
第1号のように企業の境界にそびえるフェンスに穴を空けられたらいいものの、今回はセキュリティの都合上、フェンスに傷をつけることは許されません。
これまでとは違なる手法で、動物の移動範囲を広げる方法を模索することになったのです。
土管でつくるアニマルパスウェイ第2号
わたしたちは以前、JXの構内で廃材となっていた素焼きの土管で、鳥や魚の隠れ家をつくったことを思い出しました。
「フェンスの下に土管を通せば、セキュリティーを確保しつつ、フェンスに一切傷をつけずに動物の通り道ができる。」そう考えたわたしたちは、土管でつくるアニマルパスウェイを企業に提案。
当日は、JXとLIXILの担当者が集まり、専門家のアドバイスを受けながら作業にとりかかりました。土管よりも大きい、深さ50cm、長さ120cmの穴を目指し、ザクザクと土を掘りすすめます。作業開始から約一時間後、ついに土管を通し、JXとLIXILをつなぐ新たなアニマルパスウェイが完成。企業緑地に新たな動物の移動手段ができました。
動物の使用状況を観察するため、動物カメラを設置し、今後の展開を見守っていきたいと思います。