日本固有のチョウ初の絶滅?その理由は・・・?
こんにちは!!事務局の神田です!!
8月も一瞬で過ぎ、あっという間に9月ですね!
9月といえば、敬老の日がありますね。敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを目的として、1948年に祝日法として制定されたのがはじまりだそうです!!
直接会って日々の感謝を伝えたり、何かプレゼントをするのが一番ですが、今はコロナウイルスで会うのは難しいと思うので、電話をしたり、プレゼントを送ったりするのも良いのではないでしょうか?
話は変わりますが、オガサワラシジミというチョウをご存知ですか?
オガサワラシジミは、かつて小笠原諸島に生息していたチョウで、日本の固有種です。
それが絶滅してしまった可能性があるそうです。
もし絶滅してしまっていたら、日本固有のチョウの中で絶滅するのは初で、2018年を最後に野生下では見えなくなってしまいました。
2005年からは、多摩動物公園で飼育下での繁殖を開始し、2019年には多摩動物園から譲り受けたチョウを新宿御苑でも繁殖が開始しました。
また、今年の7月には新宿御苑で、引き渡し後3代目の100匹から計400個以上の卵が産まれましたが、全てふ化しませんでした。
多摩動物公園にいた幼虫も羽化しなかったことにより、飼育下で育てているオガサワラシジミは、成虫も幼虫も全て死んでしまいました。卵がふ化しなかった理由は、近親交配により、遺伝子の問題がでたと考えられるそうで、今年の4月からは有精卵が少なくなっていました。
絶滅してしまった大きな理由として外来種のトカゲのグリーンアノールによる捕食があり、その他にアカギなどの外来植物の侵入による植生の変化や台風による被害、コレクターによる捕獲も理由だそうです。
グリーンアノールは、戦後に運搬された物資に混入していたり、ペットとして飼われていたものが遺棄されたり、脱走したりしたことで沖縄や小笠原諸島に生息しています。
やはり、外来種を発生させてしまったのは人間なので、責任をもって外来種駆除などの生態系を守る行動を多くの人々が積極的にするようになれば良いなと思いました!!