絶滅危惧種のアオウミガメが急増!?
こんにちは!事務局の神田です!!
最近、絶滅危惧種のアオウミガメが高知県室戸市の定置網に入り込んでしまっていることが急増しているそうです。
アオウミガメは、小笠原諸島や屋久島に産卵のために上陸するのですが、小笠原諸島ではウミガメを食べる文化があり、臭みの少ないさっぱりとした赤身は刺身やお寿司として食べられてきました。
しかし、個体数が減少し絶滅危惧種に指定されると、捕獲数制限が設けられるなど、保護が進められてきました。
小笠原諸島では年間に135頭までの捕獲が許されています。
こうした保護活動が功を奏したのか、アオウミガメの個体数は徐々に増加に転じ、定置網に入っていることが増えました。
一年間で定置網に入りこんだアオウミガメの数は、去年で79匹、過去最多の2006年で103匹。今年はそれを大幅に超え7月までで150匹まで増えています。
一時は絶滅しそうだったアオウミガメが戻ってきていることは、とても嬉しいニュースですね!ただし、アオウミガメは海草を餌にしているため、今度は逆に海草が減ったり、アオウミガメを狙うイタチザメといった危険な生き物が増えることも考えられます。
絶滅危惧種が増えることは嬉しいですが、生態系は微妙なバランスの上に成り立っているものなので、今後どういう影響が出るのか、慎重に見極めていきたいですね。