familiar life~その13 ミドリシジミ~
こんにちは!今回は皆さんの身近に生息しているシジミチョウについて紹介したいと思います!
シジミチョウとは小型のチョウで、翅(ハネ)がシジミ貝の形に類似していることが名前の由来です。実は世界にチョウは1万7千種類以上いると言われていて、その4割がシジミチョウの仲間たちなのでかなりの勢力を持っていますね!
さて、人には血液型が存在しているのは誰もがわかりきっていることだとは思いますが、シジミチョウにも血液型が存在していると聞くと驚く人が多いのではないでしょうか?人の血液型は性格で推測したり、血液検査でバッチリ分かります。ですがシジミチョウは人のように血液検査を受けているわけではなく、あの美しい翅の模様で区別することができるんです!(一目見ただけでわからない種もいますが…)
例としてミドリシジミを挙げてみましょう。オスは全体的に美しい金緑色の翅を持ち、あまり個体差がないため見分けがつきませんが、メスは表面全体がこげ茶で斑の存在しないのがO型、橙色の小さな斑点があるA型、紫・青色の帯や斑のあるB型、そしてA型とB型の両方の特徴を併せ持つAB型が存在します。
メスの翅は遺伝子多性があるので、このようなことが起こると考えられているのです!このことからシジミチョウの血液型は人と同じコンセプトで遺伝しているということも分かっています。
余談ですが最近、ミドリシジミの生息しているハンノキ林が減少し、個体数も減っているようです。このような美しい翅がいつまでも見ることができるように、環境活動に取り組んでいきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
大同大学2年 伊藤寛起