グリーンベルト図鑑 vol.24「キジ」
日本の国鳥はご存知ですか?
実はキジなんですよ。
1947年に日本鳥学会によって日本の国鳥に選ばれました。日本の固有種です。美しい見た目で、昔話の桃太郎で多くの人に親しみがあるという理由です。そんなキジですが、日本の本州、四国、九州で見ることができます。オスは勇敢の象徴で、メスは母性愛の象徴となっています。
次からはキジの特徴について説明します。まずは見た目についてです。全長はオスが81 cmくらいで、メスは58cmくらい、翼を広げると77 cmくらいになります。体重はオスが0.8-1.1 kg、メスが0.6-0.9 kgです。オスは翼と尻尾以外の体色が全体的に美しい緑色になっていて、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉垂があります。背中には褐色の斑がある濃い茶色の部分があって、翼と尻尾は茶褐色です。
メスは全体的に茶褐色です。
キジの翼は身体の大きさに比べて短いため、飛ぶ事が苦手です。そのため、巣を地上につくり、また、くちばしで地面を引っ掻き、昆虫やカタツムリ、ナメクジなどを餌とします。外来植物であるスズメノカタビラの実も食べてくれます。
基本的に、雑木林やその周辺の草地、竹やぶ、ささやぶ、雑木林や河川敷の草地、草原、丘陵地などで生活しています。営巣地も草むらで4月から7月にかけて繁殖します。私たちの連携企業である出光興産の緑地でも確認されています。今後のモニタリングで出会えたらうれしいです。
…いい記事が書けたなぁ笑
名古屋工業大学1年 原田直哉
大同大学1年 丸井聡士
中部大学1年 林 和輝
人間環境大学2年 石岡完梧
人間環境大学2年 久留宮小春
中部大学 3年 牛丸始