グリーンベルト図鑑vol.7 「オナモミ」
そこのあなた、こんなとげとげした実を拾って友達の服に投げ合ったりしませんでしたか?
これを~こんな風に…
それ! (ノ^▽^)ノ〜〜〜〜〜『実』(・ω・`;) いやだぁ
私も負けじとよく張り合ったものです
決して大学生になってからではありませんよ!(;゚Д゚)
それは置いといて、面白いくらい服にくっつきますよね♪
本当の名前は知らなくても、「くっつき虫」なんて呼ぶことがあったのではないでしょうか
なんでこんなにもいたずら心をくすぐるくらい、よくくっつくのか…
これは、その実の中の種をいろんなところに運んでもらうための作戦なのです
そんなやらしい作戦で仲間を増やしている植物の名前は、「オナモミ」というのです(`・ω・´)
名前を初めて知った人!是非これだけでも覚えてくださいね(*^^*)
でもまだまだオナモミについて語ることはあります
オナモミの本体に注目
草丈は50~100cm、葉は広くて大きく、丸っぽい三角に近い。それにギザギザしているのが特徴です
茎は少し茶色を帯びていて、固く、ざらざらしています
文章にしてしまうと少し近寄りがたい特徴ではありますが、花も咲かせるんですよ
こんな感じです↓
皆さんがイメージしている花とは少し違いましたか?
丸みを帯びていてかわいらしくなっていますよね
日本由来のオナモミ、実は絶滅危惧種としてレッドリストに登録されています
外来種のオナモミは繁殖力が高く、恐らく現在日本で見かけるオナモミはオオオナモミという、外国から来たオナモミでしょう
外来種であるオオオナモミはトゲが長く、他のものにくっつきやすいので、高い確率で他のところに移動できます
日本に来てたった85年で日本全国に範囲を広めてしまったくらい、あのやらしい作戦をうまく使っているんです!
在来種であるオナモミはトゲは多いのですが、短いのです…
トゲ、というより毛といってもよいでしょう(-ω-;)
短くては他の場所にくっつきにくいですよね…
これがオオオナモミに侵略されてしまっている原因にもなっています
オナモミのことがちょっとわかりましたか?
グリーンベルト図鑑ではまだまだいろんな生き物を紹介します!
次回もお楽しみ(´∀`*)
中部大学3年 吉川寧々