バス釣りブーム終焉に見える残された負の遺産
こんにちは、T28です。ペンネームを勝手に作ってみました!
名の「てつや」を文字ってT28にしました、単純です、はい笑
今回はカチカチのタイトルですが何が負の遺産なのかわかりますか?
ブラックバス、そうブラックバスです、つまり、外来種の繁殖なんです。
今でこそブラックバス釣りと聞いても「へ〜」くらいにしか思わないと思いますが
僕が10代の頃(ちょうど2000年代前半)は爆発的なブラックバスブームが到来していました。
何故そんなに釣り師たちはブラックバスに夢中になっていたのでしょうか、、、
・引きが凄い良くグイグイグイグイ竿にかかるテンションはとても面白い
・繁殖理力が凄く全然いない場所に少し放流するだけであっという間に釣り環境に変わってしまう
・バス釣りは基本ルアーとワームという疑似餌を使うのですが、種類が豊富でコレクター気質の人にはすぐハマってしまう
・バスを釣るという事がメインなのでサイズを競いやすく、40cm以上はランカーと呼ばれある種、勲章みたいな感じなのです、大物狙いたくなります
これらが主な理由でしょうか、正直凄い面白いんですよね。アメリカではゲームフィッシングとして超人気のゲームです。
僕も10代で何もしらず、ただただ釣りに夢中になっていました、毎日の様に自転車に乗って釣りに出かけていたのが懐かしいです。
それが、ただただ楽しい遊びだったら良かったのですが。。。。
じゃあ、なぜ外来種を釣る遊びが爆発的に流行ったのでしょう、いるはずのない魚が日本中に存在しています。
それはこぞって悪い大人達が所構わずブラックバスの稚魚を放流し、バスだけじゃ足りないとより悪いブルーギルまで放流してるんです。
これによって様々な事が起こりました、従来日本の河川で平和に暮らしていた生態系のバランスが一気に崩れ、在来種の魚達は獰猛なブラックバスとブルーギルに食い散らかされ住処をどんどん奪われていきました。
異常繁殖の所為で水抜きをせざる負えなくなったダムや野池、商業用の個人の家なども多く見てきましたが、水抜きをしたらOKという事ではなく同時に在来種も全て絶命しますよね、これは費用もかかる上に生態系にも良くない事です。
大阪府の狭山池では、ブラックバスが異常繁殖し、池に放流されていたワカサギ数千万尾が全滅したという記録もあります。
そしてブームのピークを経て、2005年6月より施行された外来生物法により、オオクチバスおよびコクチバスの輸入、飼養、運搬、移殖を、原則として禁止されました。
国が認める害魚となった訳です。
命を繋ぐプロジェクトでは在来種を守る活動もしているので外来種から在来種を守る方法を紹介します。
今回に関してはバス、ブルーギルから守る方法ですね。個人で出来る方法を書きます。
・バス釣りの代名詞でもあるキャッチ&リリースのリリースを止める。捨てる場所はきちんとしましょう。
琵琶湖などのバス釣りの名所では“おさかなポスト”と呼ばれるBOXもあるみたいなので事前に調べておきましょう。
・キャッチ&イートに切り替える。昔はバスなんて臭くて食えないと良く言われていましたが、
インターネットの発達によって情報交換がしやすくなった所為かネット状にもバス料理なんてのがたくさん上がっています。
塩焼きに天ぷら、唐揚げに煮付け、まぁ白身魚なのでなんでもいけるって事ですね笑
おそらくしっかり泥抜きないとですが是非トライしてみてください。ネット上に多く調理の仕方は紹介されています。
・そして密放流を止める、止める。そもそも繁殖力が非常に強いのでこれ以上増やさないでください。
そんな事しなくても増えるし絶滅なんてしないので。。。
と、ブームから10年経ち釣り人が減っているのにこんな記事を書いてみました。
でも本当は釣りの時のアドバイスという事じゃなく、10年前の釣りブームがあった事で
日本全国の河川や池、湖で大昔からあった日本特有の生態系が壊されたという事です。
釣り人のエゴでいない所に無理やり繁殖させ、被害を被った人がたくさんいたりして、あまりいい事ではないですよね。
そして、何十年経ってもそれが残り続けるという事です。結局外来種が根付いてしまうと完全に排除する事は不可能なんです。
そういう事はすぐに忘れ去られますが、たまに思い出して自然を大事にして欲しいものです。
人は自然を支配しようとしてますが、元々は自然に生かされ共存してきました、それを後世に残しましょう。
補足:ブラックバス問題に関しては全面から反対の声を上げ、真っ向勝負している方々が多くいます。
そちらの意見を全否定するつもりはありませんが政府が指定した様に外来生物法にてブラックバスは害魚と認められているので、個人的な立場からの意見を記しました。