海の生き物が安心して暮らせる環境を目指して
みなさんこんにちは!
命をつなぐPROJECT学生実行委員です。
毎回、愛知県の企業の環境への取り組みをご紹介するこのコーナー
本日は、自動車のファスニング製品(主にボルト、ナットなどの締結部品)
世界シェアトップクラス
株式会社青山製作所さんです!
わたしたちの生活の中では欠かせない便利で役立つ存在となった自動車。
そんな自動車のファスニング製品の製造販売をしている会社です。
なんと、トヨタ車の全車種、海外自動車メーカー、さらに国産旅客機MRJにも使われています!
工業県愛知を代表する企業のひとつと言えますね!
「良き企業市民」として地域と寄り添う姿勢を重視している青山製作所さんは、
工場周囲の環境美化活動・工場近くを流れる五条川のクリーンアップ活動を実施し、
自然との共生を目指した取組が活発な企業さんでもあります。
本日はそんな青山製作所さんの社員の方やその家族が参加する千鳥ヶ浜の海岸清掃に同行させて頂きました。
本日のレクリエーションはこちら
「海岸を綺麗にしておかないと、カメをはじめとする多くの生物に影響が出るー」
そう語るのは本日の講師 環境カウンセラー大須賀哲夫氏。
生態系と生物多様性をはじめとする環境分野を専門とし、
アカウミガメの実態調査・愛知県地球温暖化防止活動推進員として諸活動を行い、
多くの環境教育(講座)の講師を勤めていらっしゃいます。
既に世界の海に存在しているプラスチックごみは現在約1億5,000トン。
そこへ少なくとも年間800万トン(重さにして、ジャンボジェット機5万機相当)が、
新たに川などから流入していると推定され、世界的に大きな問題になっていると語っておりました。
海中ではなかなか溶けないプラスチックは年月を重ね、
非常に細かい破片に分解され、マイクロプラスチックとなり、
ウミガメをはじめとする海中生物がそれを食し、生命の危機に瀕している…
そうした魚を知らず知らずのうちに私たちが食べているかも…
参加者のみなさんは身近な問題として熱心に聞いておりました。
千鳥ヶ浜は遠浅できめ細やかな砂浜が約2kmにわたって続く海水浴場。
「日本の渚100選」にも選ばれている美しい白砂の砂浜で、世界で最も砂の粒が小さい砂浜と言われています。
実際に私たち学生実行員も参加者の皆さんと混ざり海岸清掃を実施しました。
30名近くの参加者のみなさんは開始と同時に海岸に散在しお子様含め、
熱心に取り組んでおり、環境意識の高さがとても高い企業さんだと感じました。
約1時間をかけ、拾ったごみには、プラスチックごみが多く、
その他にも花火のごみ、タバコの吸い殻が見つかりました。
当日拾ったごみの総量は約70㎏。例年に比べ総量は減少してきています。
みなさんの活動の賜物と言えます。
参加者の皆さんは海の生き物への理解を深め、それら生き物が生息する砂浜環境を
楽しみながら清掃していました!
今後もウミガメをはじめとする海の生き物が安心して生息できるような環境を目指して、
青山製作所のみなさんの清掃活動は続く―